図説 脂肪吸引

脂肪吸引の手術写真

11.大腿・お尻の吸引

太腿の内側と外後側が一番効果が上がります。 前は骨・筋肉ともに前方凸なので脂肪層はそんなに厚くはありません。 お尻は脂肪があるケースが多いのですが、肌質に張りがなかったり、肉割れが目立つ場合は、取り過ぎると、弛んで下がりシワ・タルミが目立ちがちです。吸引量を制限し表層の吸引手技で小さくするというより形を整えるべきです。

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12.ふくらはぎ・足首

ここはそんなに脂肪が多くはありません。筋肉で太く見えるのが実情です。ですが露出部であるので希望が多いのは事実です。 診察時に医師が見極めて脂肪が合計400cc以上取れそうならやっても一応の満足はできると思います。 医師が効果を明言しない場合は、手術を見合わした方が良いでしょう。

13.吸引ビン

上に浮かんだ黄色いのがTumescent液の浸潤した脂肪で血液も少量含まれます。 下は主にTumescent液に少量の血液の混ざったものです。 赤く見えますが、丁度コップの水の中に赤インクを3滴入れても真っ赤に見えるように、ここで見える赤い水の中の血液は学会での報告などから、3%前後と考えています。

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14.ドレーン

脂肪吸引用のドレーンとは木村院長が日本美容外科学会で平成8年と12年に発表していますが、傷らしい傷などつかず、効果的に術前に入れたTumescent液の残りや術中・術後に出た内出血を出すものです。
この使用で腫れが少なく手術翌日から細さを実感出来ます。
この使用の有無で恐らく最終的な細さも若干違ってくると思われます。

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15.エンダモロジー

FDAが認可した皮膚と(浅め)の脂肪層に働きかける機器を使って行うマッサージで、脂肪吸引術後の回復を早めるとともに、肌の波打ちタルミの改善が図れます。 術後2〜3週間後から使用開始で1週間に1〜2回行うのが標準的です。 エンダモロジー自体は永続的に細く出来る作用はあまり期待できませんので、やはり吸引技術が最大のカギなのです。